高原町 祓川(はらいかわ)かぐら (祓川神楽殿)

高原町祓川地域で行われる九州で唯一、新道の氏子のみで舞う祓川神楽を紹介します。


この地は神武天皇の降臨の折り、不浄を祓い給われた土地で、祓原の清水を汲まれ、
お祓いされたと言い伝えられています。

神楽は「霧島六所権現」の一つ、霧島東神社の奉納行事として伝えれててきました。山の
神の怒りをしずめ、神と人が直人(宴会)をするところから始まります。
舞は全三十三番あり、十六番目の神楽十二人舞剣舞は、十二柱の神々が白刃をもって
舞う勇壮な舞です。舞の前には、田の神が登場してユーモラスに舞います。二十三番目
の鉾舞は、鬼神による一人舞です。天の逆鉾にまつわる鉾舞を神官が担当します。

室町時代より500年~600年の歴史を持つこの神楽は、毎年12月の第2土曜日に
夜7時から翌朝の7時まで、15・16名で交代しながら夜を徹して舞われます。
神楽の合間には祓川地区の人達による焼酎と手打ちそばが振る舞われ、
毎年各地から300名ほどの観客が訪れています。

「現在29軒の神道の家でこの神楽を守っています。今年の予定では、舞う子供たちは
狩野小学生が2名・高校生1名です。毎年子供たちの人数が少なくなるのが悩みですが、
地区の人と力合わせて、この貴重な文化財を残していきたい」と保存会長の
西川嘉宏さんは話します。

  • 最終更新2011年04月21日

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