野尻町東麓 石窟仏(せっくつぶつ)

大分県には石仏が多く見られますが、宮崎県に石仏のある場所は稀です。
この薬師三尊と十二神将はともに病気や災難を救う仏として祭られたものです。


製作年代は不明ですが、中尊の頭や薬つぼを持つ僧の姿から
鎌倉時代後期のものと言われています。
薬師三尊と十二神将を合祭した仏像はめずらしく、しかも仏像製作当初
の姿をほとんどそのまま今日に伝えていることは、大変価値のあるものです。
(昭和32年県文化財として指定)


(薬師三尊)
岩窟中央の薬師如来(63センチ)は衲衣(僧衣)をつけ、両手を重ねて薬つぼ
を持ち、蓮花(はすの花)の台座に座り、その左右に日光菩薩・月光菩薩が
半裸に冬帛をかけ、それぞれの手に日輪と月輪をもって立っている。(十二神将)
薬師三尊の左右にそれぞれ六体ずつ十二神将(40センチ)が配されており、
頭は焔髪(髪がさかだっている)と甲をつけ仏がよろいをつけ、手にはそれぞれ
太刀・弓矢・鉾・斧などをもって立っている。


(取材協力・・・野尻町教育課)
  • 最終更新2011年04月21日

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