えびの市八幡丘(はちまんおか)馬頭観音堂(相馬神社)

えびの市南原田の八幡丘公園内にある馬頭観音。
堂内に祀られてある神石には「牛神」の文字がある。


馬頭が祀まつられていた観音原付近一帯は、一五七二年五月四日に起こった木崎原合戦の時、
逃げる伊藤軍とそれを追う島津軍の激戦が繰り広げられた場所でした。

しかし、その後、牛馬の疫病が流行したり、五月四日前後の夜になると人や馬の足音、轡くつわの音など
が聞こえたりするなど、いろいろな奇怪なことが起こりました。
人々は「木崎原合戦で戦没した伊藤軍の怨霊の祟りに違いない」と恐れ、戦没者を供養するためにこ
の祠し堂どうが建てられたといわれています。
祀られているのは合戦の時に島津義久公の命を救った愛馬「膝ひざ跪つき栗くり毛げ」の分霊です。   

八幡丘一帯は、薩摩藩政時代から明治、大正のころ、牛馬の放牧採草地、屋根用茅かやの刈場でした。
また馬の生産が盛んだったほか、人々の集い憩いの広場でもありました。ここには、放牧牛馬の安全を
祈り祀る牧神の祠堂があります。「同じ牛馬関係であるから、一緒に大切に祀ってもらおう」ということになり、
昭和47年にこの馬頭観音は、えびの飯野駅付近から、えびの市を一望できる八幡丘を聖地とし
移転されたといわれてます。

この他にもこの合戦にかかわる史跡には池島地区に六地蔵塔(ろくじぞうとう)・首塚(くびづか)・元巣
塚(げんそうづか)・三角田(みすみだ)・太刀洗川(たちあらいがわ)などがあります。

  • 最終更新2011年04月21日

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